2016年09月18日

木は濡れすぎると腐る。

木は濡れすぎると腐る。
前回は屋根の防水下地に穴が開いていて
雨水が中へ入ってしまいました。
という内容でした。
 さて、チョット白蟻の話にしてみたいと思います。
屋根の方から水が入ってしまい▪▪▪
最初は木は水を弾いてもすぐに
木肌が水を吸ってしまいます。
でもそんなに吸えるわけがないので
それ以上は吸えません。
其の水は上にあれば下に流れて行くというわけです。
柱を伝わって下へ土台から基礎へ、
そして地面迄ということなります。
運良く途中に(失礼な言い方でスミマセン。)
天井の横残木等の障害物があれば
一時流れが止まってしまうので 
溢れた水が天井等にしみて出てくるので 
“あっ雨漏りだ!”と気がつくのですが、
シミも出さずストレートに地面迄という
コースを長年続けてますと 台風の時などに 
そこの部分だけ飛んでいってしまった▪▪
などという事に成りかねません。
話が長くなってしまいましたが、
その水が通ってしまった部分を
白蟻が狙って入ってきます。
入って来るだけならいいのですが、
ハーレム作りのためにその濡れた木を
食べて行きます。
その後 木はボロボロになっていきます。
恐ろしい程の勢いです。
なかなか見れない写真が撮れたので
アップしてみたいと思います。
最初は普通よく
“白蟻の被害を受けた”と言う程度の写真です。







次は、土台から基礎へ
流れて行くさいに基礎本体と基礎表面
(化粧モルタル巾木)との僅かな隙間を水が
通ってしまったために白蟻が蟻道を
(白蟻たちが通るトンネル)作ってしまった
という珍しいショットです。







近年の基礎では上塗りしないので
こういうことは起きないはずです。 
 元へ、 見つけた後はすぐに熱湯処理
してあげました。“アリよさらば” 
ふざけている場合ではありません。
こんな大きい蟻道は初めてかな。
恐ろしい事実である。
勿論、土台 柱等ダメな箇所は
取り替えたのは言うまでもありません。




















今日の結論としましては建物外部の点検も大変重要ということですね。






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